21世紀の「ヤバい」はマジでヤバい
私は職業柄、これまでずっと言葉の変化を見ているけれど、21世紀でもっとも勢いがある単語は、きっと「ヤバい」だ。
この単語は若者がよく使う印象があるが、私みたいにいい歳をした大人も普通に「ヤバい」を使っている(高齢者にはまだあまり浸透していないみたい)。
ある日、英会話カフェで年配の方々に英語を教えていたら、生徒さんの1人が「先生、『ヤバい』って、どういう意味なんですか?」と聞いてきた。少しウケた。英語ではなくて、日本語についての質問をしたからだ。
「ヤバい」は、もともと「危険」「危ない」という意味だったかもしれないが、今や、日本語の形容詞を半分ぐらい「ヤバい」に言い換えることができる気がする。
引用元:https://president.jp/articles/-/99277